そろそろハロウィンの季節。
今では当たり前のように10月にはハロウィンというイベントがあって、みんな様々なコスプレをしてイベントに参加しますよね。
友達や家族と集まって写真を取ったり、職場によっては仮装を認めて、仮装をしたまま仕事をしている会社もありますよね。
ところで、Halloween(ハロウィン)といえばトリックオアトリート。
子供たちが「トリックオアトリートー!」と言って、大人からお菓子をもらいますよね!
でも、なんでトリックオアトリートって言うのか知っていますか?
トリックオアトリートの正しい意味とは何なのでしょうか?
なんで子供たちはお菓子をもらうのか、配る理由やお菓子の種類など皆さんご存じでしょうか。
多分、ほとんどの人が知らないのではないかなと思いますが、、、
ハロウィン、トリックオアトリートの意味やお菓子の種類、配る理由について調べてみたので、ぜひ読んでください(^^)
ハロウィンで配るお菓子の種類
伝統的なハロウィンのお菓子となると、「ソウルケーキ」という干しブドウを上にクロスさせるようにあしらわれたバタークッキーがありますが、他の国ではどんなお菓子が配られているのでしょうか。
調べてみたので、ぜひチェックしてみてください(^^)
アイルランド
アイルランドでは「バームブラック」というドライフルーツが入ったパウンドケーキがあります。
バームブラックには、ちょっと面白い仕掛けがあるそうです!
生地を焼く前に「指輪、コイン、小枝、布」などの小物を防水用の油紙で包んで埋め込むそうです。
ケーキを食べるときに切り分けますよね?
その時に出てきた小物で運勢を占うそうです!
など、出てきた小物でそれぞれに意味があるそうです(^^)
面白いですよね!
ぜひ皆さんもやってみてください♪
アメリカ
アメリカでは「キャンディコーン」という、トウモロコシの粒の形をしたキャンディがあるそうです。
100年以上も前から親しまれているキャンディらしく、アメリカが農業社会だったことからトウモロコシの形のキャンディにしたみたいです。
他にも、りんご飴のようなお菓子も定番なんだとか!
棒にささったリンゴにキャラメルをかけて、そこにナッツやチョコレートをかけて食べるそうです(^^)
おいしそうですね!
りんご飴にチョコレートかかってたら最高!笑
ハロウィンでお菓子を配る理由
ハロウィンでお菓子を配る理由についても調べてみました。
「ソウルリング(Souling)」という風習で家に訪れた子供たちにソウルケーキを渡し、引き換えに亡くなった家族(死者)を天国にちゃんと帰れるように一緒にお祈りをするという慣わしから来たものが由来となります。
では、なぜお菓子でこの世に来た霊を鎮められるのか、供養できるのか気になりますよね?
調べてみたところ、いろいろと説はあるようですが、やはり有力な話となると「お菓子をあげるから、家に入らないで、いたずらしないで」という払いのける意味の話、魔除けの意味が一番有力なのかなと思いました。
悪霊達の機嫌を損ねないように、お菓子や飲み物を準備することで「魔除け」となっていたのかもしれません。
トリックオアトリートの意味は何?
「トリック・オア・トリート」は日本語だと「お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ」とか直訳すると「イタズラか?おもてなしか?」という意味になりますよね。
スペルは「Trick or Treat」
この言葉はヨーロッパのケルト民族から伝わったと言われています。
トリックオアトリートの言葉は、ケルト民族の年末年始の行事の中でも「11月2日死者の日」から来ているといわれています。
11月2日死者の日
あの世とこの世をつなぐ扉から、亡くなった家族の霊達があの世へ戻っていく日と言われています。
(扉が開き死者が帰ってくる日:11月1日諸聖人の日)
「ソウルリング(Souling)」と呼ばれる伝統的な風習で、年始の恒例行事とされています。
ソウルリングでは、子供たちが干しぶどうが入った白くて小さい平らな丸いケーキのソウルケーキというケーキをもらいに、いろんな家を巡ります。
もらったソウルケーキと引き換えに亡くなった家族(死者)を天国にちゃんと帰れるように、一緒にお祈りをするという慣わしです。
その際に、ソウルケーキを渡さなかった家には霊たちがイタズラをすると言われていたそうです。
「ソウルケーキを差し出せば、子供たちも一緒にお祈りして、死者を供養できる」
「差し出さなければ、死者への祈りを捧げないし、霊たちがイタズラする」
ここから、Trick or Treat(トリックオアトリート)という言葉が始まったんですね!
ハロウィンの過去
実は、2000年以上も前からハロウィンの歴史が始まっているんです!
これだけでもかなり古い歴史ということがわかりますね。
ヨーロッパに昔、ケルト人という民族がいたのですが、その民族の祭りが始まりだといわれています!
ケルト民族は1年の始まりが1月、終わりが12月ではありません。
ケルト民族はドルイド教という宗教で、1年の始まりが11月1日から、年末は10月31日となります。
<古代ケルト民族が行っていた年末年始の行事一覧>
・10月31日:サウィン祭
・11月1日:諸聖人の日
・11月2日:死者の日
年末年始の行事の中で、「10月31日:サウィン祭」からハロウィンの歴史は始まったといわれています!
サウィン祭とは・・・
ケルト民族の年末となる10月31日の大晦日で、この日は秋の収穫をお祝いする日となっています。
いつしかその意味が薄れてしまって、死者が訪れるといわれている「11月1日:諸聖人の日」と死者があの世に帰るといわれている「11月2日:死者の日」が合わさったことで「秋の収穫をお祝いする日+死者(ご先祖さま)と一緒に帰ってきた魔物を追い払う」行事へと変わっていき、ハロウィンという風習ができたそうです。
Halloween(ハロウィン)という名前になったのは、11 月 1 日諸聖人の日(All Hallows)の前夜(Eve)から、All Hallows’ Eve と呼ぶようになり、そこから訛って Halloween(ハロウィン)と呼ばれるようになったそうです。
仮装する理由は?
サウィン祭の説明の中でチラッと出てきたんですが、、、
「一緒に帰ってきた魔物を追い払う」
魔物・・・?
そうです。
実は、死者が訪れる「11月1日:諸聖人の日」に、身内(家族)の霊の他に、魔女や悪霊などの魔物も一緒にこの世に来てしまうと言われていたのです!
なので、ケルト民族は悪霊や魔女などを追い出すため、もしくは「仲間」と思わせるために仮装をして身を守ったんだそうです!
これがハロウィンの時に仮装をする始まりとのこと!
それから、幾年か過ぎて、宗教的な意味が薄れてしまって、今では大人から子供まで楽しめる仮装イベントへと変わったそうです。
ハロウィン合言葉の種類も紹介!
子供たちが「トリックオアトリート!」と言って、家を周り、お菓子をもらうことが、皆さんがイメージするハロウィンだと思いますが、、、
「トリックオアトリート!」と子供たちに言われたとき、何と答えることが正しいのか、返し方に種類があるのか、知っていますか?
トリックオアトリートの返し方
Trick or Treat!(トリックオアトリート)は皆さんが知っている意味だと「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!」という和訳になりますが、この言葉に対する返し方としては一般的には「Happy Halloween!(ハッピーハロウィン)」かなと思います(^^)
他にも、おもてなしを意味する「Treat(トリート)」で返したり、お菓子を渡す時に「Here you are(ヒアーユーアー)」と返すのが定番だそうです!
ハロウィンお菓子の種類や配る理由は何?トリックオアトリートの意味も徹底調査!まとめ
さあ、ハロウェインやトリックオアトリートの意味やお菓子を配る理由・種類についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
意外と知っているようで知らなかったハロウィン。
知っているようで意外とわかっていなかったトリックオアトリートの意味。
歴史があって、トリックオアトリートの言葉にも意味や由来があって、仮装にもちゃんとした意味がありました。
ハロウィンでお菓子を配る理由や国によって種類があったり、合言葉も返し方がいろいろあることを知ってもらえたと思います(^^)
ぜひ今年のハロウィンは歴史を知ったうえで、かつ今までの日本らしいハロウィンで、楽しい時間を過ごしてもらえたらなと思います!
今年は、配るお菓子にチョコレートやキャンディの他に「ソウルケーキ」を渡すのもありかもしれませんね(^^)
合言葉の返しも「トリート!」や「ハッピーハロウィン!」と使い分けてみてください☆
今年も楽しいハロウィンを!
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